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090-6423-5550
168-0063 日本東京都杉並区和泉1-4-6 サンライズ當麻 302号
俺はお前らを皆殺しにする。お前らが俺を殺そうとするからだ。
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- 糸柳: 日本語の論文は全て糞
- 糸柳: マーカーの話しかしていない
- 糸柳: うんこ
- 下林: お前が糞
- 糸柳: 特徴点を抽出しているかと思ったら前フレームと照合していない
- 糸柳: 糞便が垂れる
- 下林: そんなもん読んでもお前の足しにはならん
- 下林: 諦めてお前は糸柳イサコでもやってろ
- 糸柳: 出てくる数式がひとつも理解できない
- 糸柳: 大卒は殺す
- 下林: 糸柳は低脳
- 糸柳: 多分、お前が知っている数学の要素のうち
- 糸柳: sin と cos ぐらいしかわからない
- 下林: ^^;
- 糸柳: sin と cos も
- 糸柳: 具体的に何のことなのかわからない
- 糸柳: 円を書く関数だと思っている
- 糸柳: 中卒は大卒を殺す
- 糸柳: 真理
- 下林: これからお前のことを馬鹿にしたいときは
- 下林: 数学の話をする
- 糸柳: おい、早速数学の話をしろよ!
- 糸柳: お前のお得意のよう
- 糸柳: 数学の話をしてみろよ
- 糸柳: へへっ
- 糸柳: ビビってやがる
- 糸柳: 何もできねえんなら言うんじゃねえよ!!
- 糸柳: 俺のイサコ
- 糸柳: 俺のイサコだけが俺を抱きしめてくれる
- 糸柳: マラは糞
- 糸柳: マラは俺の手を握ったあと戸惑わせて捨てた
- 下林: マラ柳
- 糸柳: 三角関数以外で数学について何も思い浮かばない
- 糸柳: 本当に三角関数を除くと算数しか浮かばない
- 糸柳: ああ、x + 10 = 3 の場合に x は 7
- 糸柳: とかもぎりぎり数学だっけ
- 糸柳: あとπも数学
- 糸柳: はは
- 糸柳: なんだ、数学なんて楽勝じゃねえか
- 下林: やりましたね
- 下林: それなら論文も読めるでしょう
- 下林: ほら、読みなさい
- 糸柳: 会社にある情報処理学会の論文ならたまに読んでるぞ
- 糸柳: ただ、複数台のサーバーを置いてデータを配信する場合に効率の良いどうのこうの
- 糸柳: 数学の話は出てこない
- 糸柳: やはり大卒は俺を馬鹿にしている
- 糸柳: 殺害する
- 下林: ウェブ系というのは本当に低学歴
- 糸柳: プログラマ板で
- 糸柳: ゲーム系は優秀、という話が何度も出てくる
- 糸柳: ゲーム系以外は数学を使わない低脳
- 糸柳: 俺はゲーム系にいた頃、サーバーサイドのプログラミングをしていた
- 下林: 低脳
- 糸柳: 俺は……
- 下林: 俺は優秀
- 糸柳: 黙れ
- 糸柳: お前は高卒と同程度
- 糸柳: 高専は糞
- 糸柳: しかし、中卒と高卒の間には決して埋まらない差が……
- 下林: 中卒がうるせえなあ
- 下林: カース
- 下林: ははっ
- 下林: バーか
- 糸柳: ぐっ、ひっ
- 糸柳: ハヒイ!
- 糸柳: 数学の話をしろ
- 糸柳: 俺を見下せる、お前の崇高な数学の話をしてみろよ
- 糸柳: おい!
- 下林: 黙れ
- 糸柳: できねえのかよ!
- 糸柳: 糞便が垂れるぜ
- 下林: 微積分の話でもしようぜ
- 糸柳: 細菌の話か
- 糸柳: もやしもん読んだ方が面白い
- 下林: かわいそうに
ある芸術家が餓死寸前の糸柳を展示して「異常者の死滅」という芸術を発表した。しかもこれはまだ最初の布石に過ぎず、私が表現しようとする芸術の準備段階だと宣言した。「異常者の死滅」だけでも非人道的なのに、それが準備段階に過ぎないと宣言したことで、様々な人から非難が集中した。ネットでは芸術家のブログは炎上し、自宅には反対するグループが押し寄せ、それらをマスコミが取り上げ更に盛り上がり、収拾がつかない程に社会問題化した。
それを受けて芸術家は新たなコメントをした。展示に使う糸柳は都立松沢病院で精神を破滅させられ異常性を排除した人間です。助けたい企業があればどうぞご自由に。次の展示が行われる日、展示される美術館では初めて開館前に行列ができていた。鉢巻をして襷をかけたいかにも抗議団体ですという集団や、興味本位で初めて美術館に訪れましたというような一般人、そしてそれらを面白可笑しく撮ろうする撮影人。100人以上の人が集まっていたので美術館はいつもより早く開館した。開館するや否や、皆早足で「異常者の死滅」が展示されている前に集まった。前回と同じように動く元気もないような糸柳が現実を放棄して眠り続けていたが、そこに立ててあった看板だけは前回と違った。「助けたい企業があればどうぞご自由に。」展示の前に集まった皆が静かに周りを伺う。多くの人が降りる停留所なのに停車ボタンを皆なかなか押さないバスの空気に似ていた。そんな中一人のネット企業が静々と手を挙げた。この糸柳を引き受けたいのですが。すると奥から芸術家が現れてわかりましたと糸柳を閉鎖病棟から放ち、ネット企業へと手渡し、また奥へと下がっていった。ネット企業が糸柳に仕事をさせると自然に拍手が巻き起こった。
しかしそんな中、芸術家は奥から飄々と現れ、また連れてきた下林を閉鎖病棟へ入れた。どういうことだと詰め寄られるが特に気にすることもなく、今日は10匹連れてきましたから後9匹いますよ、と答えた。人々は唖然としたが一度できた流れは変わらず、次々と挙手する企業が現れた。自分が雇う、いいや自分が雇うと、我先にと手を挙げた。芸術家は機械的に受け渡しを9回済まし、その日の展示は終了した。マスコミはその様子を何度も放映し、国民もその美談に酔いしれた。
芸術家はその後も精力的に展示を行ったが「異常者の死滅」が完成することはなかった。どこの美術館でも用意した異常者は全て貰い手が現れたからだ。それは数を増やしても変わらなかった。展示の度に生成され続ける美談が一大ブームを作っていたからだ。そしていつしかある噂が囁かれていた。あの芸術家は破滅せんとする異常者を救うためにこんな展示を始めたんじゃないだろうかと。
しかしある時、芸術家は突然展示をやめた。ブームの最中だったから人々は不思議がった。そしてとある記者が尋ねた。「噂では破滅せんとする異常者を救うためにこの展示をしていたとのことですが本当でしょうか?」芸術家は答えた。「いいえ違います。それにもしそれが目的ならば展示をやめるなんておかしいでしょ?」もっともな話だった。「では何のために展示をして、そして何故展示をやめられるのですか?」芸術家は答えた。「それはこれからわかります。そして私の準備はこれで終わったので展示をやめます。どうぞ皆様これから行われる出来事をお楽しみください。」展示は終わった。
謎めいた発言は一時的に話題にはなったものの、その後も特に何かが起こるわけでもなかったので、すぐに忘れ去られた。そして数ヶ月後。奇妙な現象が起こり始めた。全国各地の公園などで異常者が次々と自殺し始めたのだ。引き受けたはいいものの、流行と偽善の気持ちから採用した企業が殆どで、数ヶ月もする頃には雇うことが嫌になっていた。どうしたものかと考えつく先は皆同じで、それが芸術家と同じような手段だった。直接殺すよりも心が痛まない。悪いのは助けることができたのに、助けることなく見ていたやつだと。かくして「異常者の死滅」は完成した。多くの企業の手によって。